【助産師監修】「懐かしい風景・匂い」が安産に導く

【助産師監修】「懐かしい風景・匂い」が安産に導く

帰り道や散歩道
馴染みのない土地で

「あっ、この匂い懐かしい」
「この風景懐かしい感じがする」
そんなことを
ふと思う瞬間はありませんか?

私はそんなとき
「これは小学校3年生のときの感じ!」
なんて、すぐその時代に思いを馳せるのが好きです。

あなたはどうですか?
そしてその時のあなたのこころは
どう感じていますか。

安心したような
安らぎを得るような嬉しいような
とても気持ち良い気持ち
心がすっーーてなる感じ

なんとも言えない気持ちになりませんか。

この感覚
是非覚えてて欲しいのです。

妊娠中
何かに追い込まれ
余裕がなくなり
行き詰まったとき
不安や心配で押しつぶされそうになったとき

この感覚を
自分で蘇らせてみるのです。

いつも頑張っているあなたに
少し心の休憩を設けてあげます。

「感覚を甦らせる」ことは
これに大変効果的です。
ギスギスした心を
少しまるーくすることができます。

この感覚を『自分から呼び起こす』ワザができれば
妊娠期間中だけではなく
大変な分娩・育児のときににも
あなたを助けてくれる手段になります。

妊娠中にこのワザを
少しでも身につけてみましょう。

ワザといっても何も難しいことではありません。

寝る前やソファーで座っているときに
目を閉じ
自分の心が休まる懐かしい光景を思い出すのです。
実際自分が経験したことではなくても
この風景懐かしい感じがするんだよな~
そんな風景やそして一緒に匂いも思い出して下さい。

そこには穏やかな顔をしている自分がいる

だんだんと心が穏やかになり
少しずつ呼吸が深くゆっくりになっていきます。
そしてあなたの「こころとからだ」が
リラックスしている状態を感じましょう。

実はこれ
「ソフロロジー式分娩法」のイメージトレーニングの一つなのです。

※詳しくはこちら
【ソフロロジー式分娩法って何がいいの?】
【簡単ソフロロジー法【イメージトレーニング編】】

緊張状態が続くお産
その時に
いかにリラックスできるか
「からだ」だけではなく
「こころも頭」もリラックスできるか
これが重要な鍵になってきます。

キツイ陣痛のあとの間欠期に
全身がリラックスできる状態に
もっていくことができれば
それだけでスムーズで安全なお産を導くことができます。

無痛分娩でも帝王切開でも一緒
「こころとからだ」をリラックスさせることは
お産にとって
そして満足度の高いお産にするためにも
大変重要なことなのです。

日頃から『懐かしい感じを呼び起こす』
これをリラックスの手段として取り入れてもらい
それが自然にできるようになったら

緊張状態が続くお産時
疲労でこころに余裕がなくなってしまう育児期に
あなたを救ってくれるでしょう。

「こころとからだ」が落ち着き
眉間にしわが寄っていた顔から力が抜け
呼吸が自然とゆっくりになる。
そしてだんだんと
気持ちが穏やかになっていく。

「リラックスしてください」って
お産中にはたくさん言われる言葉で
急にそんなこと言われても…
って思うお母さん達はいっぱいいます。
そんなとき
リラックスできるワザを少しでも持っているだけで
あなたのお産は全く違うものになります。

まずは
あなたの思う懐かしい風景・匂い
どんなだっかなー
って思い出して
その心地良さを感じてみてくださいね。