【助産師監修】誰でも簡単!痛くない乳頭マッサージの方法
- 2019.09.22
- 更新日:2024.04.05
- 楽しい妊娠
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![【助産師監修】誰でも簡単!痛くない乳頭マッサージの方法](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2019/09/改)乳頭マッサージ-890x500.png)
乳頭マッサージには効能が多くあります。
詳しい内容はこちら
【知らなきゃ損!妊娠・出産・育児が「楽に」なる乳頭マッサージの効能】
しかし
乳頭マッサージは「痛い」ものだと
思っている方も多くいらっしゃいます。
せっかく良い効能がある乳頭マッサージを
しないなんてもったいない!
今回は「乳頭マッサージ」と
「乳頭の垢とり」の方法をお伝えします。
痛みもなく、簡単に続けられますので
ぜひ参考にしてください。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/授乳1.jpg)
痛くない乳頭マッサージ
はじめる時期はいつから?
妊娠36週から毎日行います。
しかし切迫早産の方は37週から始めてください
この時期の乳頭マッサージは
1日何回行っても良いものですが
最初から回数を多くすると
敏感な乳頭を傷つけてしまう可能があります。
日ごとに回数を増やすようにしてみましょう。
使用するオイル
マッサージを行うときは
乳頭マッサージなどに使用できる
専用のオイルを使用するのがおすすめです。
またこれらのオイルは乳頭マッサージだけではなく
産後の乳頭裂傷や赤ちゃんのおむつかぶれ等にも
重宝するため持っていると大変便利です。
おすすめの専用オイルはこちら
乳頭マッサージの方法
①入浴する5分前に乳輪と乳頭にオイルを塗布
効果をあげたい場合は、その上からラップをかぶす
②乳輪に5本指をあてる
それぞれの指は乳輪の外側(境目)部分を全体的に覆うように置く
(爪は必ず短い状態で行いましょう。)
③乳輪においた5本指を3秒ほどかけ圧迫
はじめはゆっくりな圧迫を乳輪がほぐれるまで続ける
ほぐれてきたらリズムよく
指の位置をかえながら圧迫する(1秒ほどの圧)のを数分行う
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/乳頭マッサージ1.jpg)
④乳輪に添えていた指をそのまま乳頭に添える
3秒かけて乳頭を圧迫する
この際指の位置をかえながら少しほぐれるまで続ける
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/乳頭マッサージ2-1.jpg)
注意すること
1回の乳頭マッサージは3~5分程度を目安にします。
また乳頭は敏感で肌が傷つきやすいため
オイルをたっぷりつけて行いましょう。
3本指で行うマッサージの方法もありますが、
圧の分散ができず痛みが生じやすい場合があるため
5本指でマッサージするのがおすすめです。
また、ねじるようなマッサージもありますが
乳頭をねじらなくても細かい刺激を多く与えることで
乳頭刺激は十分行え、痛みもありません。
簡易乳頭マッサージ
時間がある時は
くつろぎながら乳頭マッサージを行うのもよいでしょう。
薄いブラや下着のうえから布越しで優しく行ってください。
これだとテレビを見ながらでも刺激ができます。
刺激する際はオイルを塗布して行いましょう。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/妊婦3.jpg)
乳頭の垢とり
乳頭マッサージは出産直前に行うマッサージです。
その前に妊娠16週(安定期)に入ったら
少しずつ自分のおっぱいを意識するようにし
垢があるようなら少しずつ垢取りをしていきましょう。
※無理に行うものではありません
また切迫流早産の指摘や既往がある場合は
36週まで行わないでください。
妊娠期間中で乳房は大きく成長します。
そして乳頭・乳輪からは
皮膚を保護をするための分泌物が
盛んに出るようになります。
そのため
妊娠前までは見た事ないほど
乳頭の表面に垢がにびっしりと
張り付いてくるようになるのです。
乳頭の垢とりを行うメリット
1)赤ちゃんに垢を飲ませないようにするため
2)乳頭の皮膚の鍛錬になり乳頭亀裂などのトラブル予防につながる
3)自分の乳頭に興味をもち、その後の乳頭マッサージを抵抗なく行える
乳頭亀裂といった乳頭裂傷は大変痛くツライ症状です。
しかし、ほとんどの初産婦さんは
一度は経験することになるでしょう。
それらの予防法については、こちらで詳しく解説しています。
【「乳頭亀裂」の予防と早い治し方】
行う時期
妊娠16週以降、垢が目立ってきたときから週1回程度
妊娠36週から2~3日に1回程度
(切迫早産の方は36週から少しづつ始めてください)
使用するもの(おすすめ)
乳頭マッサージで紹介したようなオイルがおすすめです。
また垢取りであれば
白色ワセリンやプロペトも使用できます。
これらは出産後
赤ちゃんの皮膚の保護剤として大変活躍してくれるため
妊娠中から準備しておくのもよいでしょう。
垢の取りの方法
①入浴する5分前に乳輪と乳頭にオイルを塗布
効果をあげたい場合は、その上からラップをかぶす
②指にガーゼのような柔らかい布を巻きつけ乳頭の表面を軽くこする
乳頭についている垢がなかなか取れない場合は
無理に除去する必要はありません。
あまり刺激はせず痛くない程度に乳頭の皮膚を触りましょう。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/授乳2.jpg)
さいごに
乳頭マッサージは乳頭刺激にもなります。
乳頭マッサージを行うと、乳汁分泌も見られてくるでしょう。
乳汁がみられるようになってきたら
授乳をする準備ができてきている
というサインです。
自分のおっぱいから母乳が出るのをみると
なんとも不思議で嬉しい気持ちになります。
自分のおっぱいのコンディションは
自分でしか調整できません。
赤ちゃんのためにも自分のためにも
まずは乳頭の垢とりから行い
少しずつ自分のおっぱいと向き合ってくださいね。
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