個人ブログ

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「分娩介助ってこわくないの?」助産師になって何度も聞かれた質問

助産師をしてると「お産取り上げるんでしょ?」「こわくないの?」「気持ち悪くならないの?」「大変じゃない?」 などの質問をよくされます。それを聞かれると多くの方はお産の現場をとても「こわい」「異質」なものとして感じているのかな?と思います。 正直、お産の現場は毎回緊張します。でも、緊張しなくなったら終わりだとも思っています。 出産はどれも違うし、展開も違います。自然分娩、促進分娩、吸引分娩急な無痛分 […]

結婚8年目で子どもを授かって

私にはもうすぐ3歳になる息子がいます。そして私たち夫婦は結婚してもうすぐ12年目を迎えようとしています。 息子が我が家にきてくれたのは結婚して8年もしてからでした。 結婚した当初はお互い20代半ばということもあり20代で1人は子ども産めたらいいねなんて話をしていました。 しかし、お互い好きなことをしていたらあっという間に30代に30歳からは海外生活もすることになりなおさら子どもをもつタイミングがあ […]

ただ今「高齢妊娠」真っ最中~リアルOVER35の妊娠~

私は現在、バースコンサルタントとして主にOVER35 の方への妊娠・出産・育児に関わる活動やそれに関するお仕事をさせて頂いてます。 そんな私ですが現在37歳第2子妊娠中で妊娠7ヶ月になりました。 第一子は高齢出産手前の34歳で出産しましたが、全く私の想像してたものと違っていました。 しかし、その経験があったからこそいろんな世界を知ることができ助産師として独立して今バースコンサルタントとしてお仕事さ […]

「安産な妹」から学んだこと

先日私の妹が2人目を出産しました。病院ついて2時間弱での超安産。みんなで安堵しました。そして何よりまた家族が増えた事がとても嬉しかったです。 私の妹は最初の出産も安産でした。2年前私も家族として病院に付き添うことができました。私は助産師であることを隠して「家族」として付き添っていたので大きくしゃしゃり出ることはしませんでした。 しかしそんな必要がないぐらい助産師の手が必要ないぐらい妹はしっかりと自 […]

忘れられない高齢初産婦さんの出産

多くのお産に携わる中で忘れられないお産はいくつもあります。今の私の活動をを始めるきっかけとなった経験も多くあります。※【高齢出産の方の『最高のお産』体験はメルマガで公開中】 その中でも活動の原点ともなった強烈な印象が残っているお産があります。 その方は37歳の初産婦Aさんご主人が10歳近く上のご夫婦で5年の不妊治療を経て授かった貴重児でした。 妊婦健診でお会いしていた時のAさんの印象は真面目で妊娠 […]

6人を産み育てた私の母

強くて穏やかな私の母は私が目指す母親像です 私の母は「私は何も取り柄がない」なんて自分でいう人ですが6人の出産と育児経験があるかなりのツワモノです。 両親は離婚しており私が物心ついたころには母は朝から晩まで働いて帰ってきてから座ることなくずっと動いている母でした。 それでも弱音を吐いているところは見せたことはなく仕事の愚痴も言わず子どもにストレスで怒り散らすこともありませんでした。生活はかなり苦し […]

助産師の祖神を祀る『宇美八幡宮・湯方神社』へ

先日助産師の祖神を祀ると言われている神社がある宇美八幡宮(うみはちまんぐう)へ縁があり行くことができました。 この神社は神仰天皇が第15第応神天皇(慶神天皇)を出産した聖地4世紀ぐらいの話だということでなんとも歴史のある神社です。 そのため安産・子宝・育児の神社として古くから有名で全国から参拝する方が多い神社だそうそしてこの神宮がある「宇美」という地名は「産み」からきているとか 私は今は福岡に住ん […]

身近で起きた胎内記憶の話

助産師をしていると子どもの生命力の強さ母子の絆兄弟の絆など科学では説明できない現象に出会うことが多くあります。 その中でも『胎内記憶』は私の身近でもよく聞く不思議な現象です。 お母さん達から上の子が話してくれた胎内記憶の話を聞くことも多くその度に感動しこちらも幸せな気持ちになるものです。 そして改めて赤ちゃんとお母さんは偶然ではなく必然で結ばれた関係なんだなと感じます。またそう考えることで子どもの […]

初めての分娩介助・運命の出会い

私が初めて分娩をとらせて頂いたのは大学4年の助産実習の時お母さんは32歳2経産の方でした。 それまでは実習でお産を見学したり座学でひたすら知識を詰め込み模型を使ってたくさん練習をしてきましたが生まれてくる赤ちゃんを迎えるお手伝いをさせて頂いたのはこの時が初めてでした。 私は助産実習を楽しみにしていました。かなり過酷とは聞いていたのですがそれよりもお産に携わることができる方が楽しみだったからです。 […]

「人が人を産む」ことと向き合った新人助産師時代

私が新卒で助産師としてはじめて勤め始めたのが熊本のこうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)の病院でした。私が勤め始めた年の5月に運用が開始され新人でもその対応をすることに多く直面しました。 新人助産師は私を含めた2人同じ科の看護師の同期は4人みんな歳がバラバラで歳の差も13歳あったけどとても仲がよく助け合っていました。 そもそも私がなぜこの慈恵病院を選んだかというと助産実習のときに「来年度に日本で初 […]