「分娩介助ってこわくないの?」助産師になって何度も聞かれた質問
- 2021.11.03
- 更新日:2024.04.12
- 個人ブログ
- 35歳以上, 40歳以上, OVER35, こわくない, なった理由, ケア, デメリット, メリット, リアル, リスク, 介助, 出産, 分娩, 初産婦, 助産師, 妊娠, 方法, 最高のお産, 経産婦, 育児, 赤ちゃん, 高齢出産, 高齢初産, 高齢経産
![「分娩介助ってこわくないの?」助産師になって何度も聞かれた質問](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/こわくないの-890x500.png)
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/妊婦 臨月5.jpg)
助産師をしてると
「お産取り上げるんでしょ?」
「こわくないの?」
「気持ち悪くならないの?」
「大変じゃない?」
などの質問をよくされます。
それを聞かれると
多くの方はお産の現場を
とても「こわい」「異質」なものとして感じているのかな?
と思います。
正直、お産の現場は毎回緊張します。
でも、緊張しなくなったら終わりだとも思っています。
出産はどれも違うし、展開も違います。
自然分娩、促進分娩、吸引分娩
急な無痛分娩、緊急帝王切開などなど
何が起きるか分らないからこそ
緊張の糸は常に張っています。
産科は心臓外科に続いて出血が多い分野と言われています。
若いうちは慣れず、気が遠のくような経験もたくさんしてきました。
しかし、現場では怖いという気持ちよりも
今、目の前の命を救うことに必死です。
そして、この時の怖さは全てが無事に終わった後に襲ってきます。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/NSTお母さん.jpg)
しかし、
私はお産の現場が大好きです。
「赤ちゃんが生まれる」という、
尊い現場にいさせて頂けること
お母さんや家族の笑顔を見れること
こんな素敵な瞬間に立ち会わせてもらえるなんて
なんて幸せなんだろーって感じます。
むしろ、
出産時に味わえるあの高揚感を得られる助産師という職業は
本当に役得だなとつくづく感じています。
そして、多くの分娩を経験させていただく中で
さまざまな出会いもありました。
それらの経験が今となっては「宝」になっています。
若いうちはお産に3日つかなかっただけで
全身の感覚が鈍りそうで怖かったです。
お産の感覚は座学だけでは到底学べません。
何度も何度も本物と向き合って
その経験を体に染み込ませないといけません。
若い頃は、少しでも一人前になりたくて
分娩介助の知識や技術をもっと身につけたい一心で
頑張ってきました。
※関連記事
【「人が人を産む」ことと向き合った新人助産師時代】
【初めての分娩介助・運命の出会い】
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/赤ちゃん手.jpg)
私が頑張れたのは「お産」というものが本当に素晴らしいものだからです。
私はそれに魅了され、これまでやってきました。
そして自然と
女性・妊婦さん・将来を担う子ども達・子育て家族を心から尊く感じるようになりました。
現在、この経験を生かして
出産を迎える女性全員に
「最高のお産」を経験してもらいたい。
満足するお産を迎え
新しい我が子との人生をスタートしてもらいたい。
という想いからバースコンサルタントの活動をしています。
微力ながらも、私に関わった方々が
これからの人生をもっと幸せに歩むことができる
お手伝いをしていけたらと思っています。
-
前の記事
【助産師監修】高齢出産の6つのリスク 2021.10.18
-
次の記事
【助産師監修】正しく知ろう「出生前診断」 2022.04.14
[…] ※関連記事【「分娩介助ってこわくないの?」助産師になって何度も聞かれた質問】 […]
[…] NEW ARTICLE 「分娩介助ってこわくないの?」助産師になって何度も聞かれた質問 […]