「安産な妹」から学んだこと

「安産な妹」から学んだこと

先日私の妹が2人目を出産しました。
病院ついて2時間弱での超安産。
みんなで安堵しました。
そして何よりまた家族が増えた事がとても嬉しかったです。

私の妹は最初の出産も安産でした。
2年前私も家族として病院に付き添うことができました。
私は助産師であることを隠して
「家族」として付き添っていたので
大きくしゃしゃり出ることはしませんでした。

しかし
そんな必要がないぐらい
助産師の手が必要ないぐらい
妹はしっかりと自分で陣痛に向き合い
赤ちゃんに向き合い
自分に向き合い
お産を乗り越えていきました。

妹のお産をみて
「なんて上手なお産なんだ」
と感動し妹を心から尊敬しました。
自分の妹ながら
ビデオに収めて録画し
大勢の人に見せてあげたいぐらい素晴らしい出産でした。

そもそもこの妹は
一見ぽわーんとしてるけど
自分の譲れない部分はしっかり意見を持っています。
そして大らかにいろんな事を許容できる人柄です。
難しいことは嫌いなので
お産に対しても
そんなに勉強はしていませんでした。
しかし子どもに対する愛情は強く
いつもお腹に愛情込めて話しかけ日々を過ごしていました。

最初のときも今回も
お産に対し不安はなかったかと言えば嘘になると思います。
しかし妹は本当に
赤ちゃんに会えるのを楽しみにしていました。
お産も陣痛もなんとかなる!
そう腹をくくり
難しいことは考えず
自分と赤ちゃんの力を心から信じていました。

そして迎えた出産は2回とも見事な安産。

私が立ち会った最初のお産も
ほとんど声をあげず、上手に呼吸をし
陣痛が去ったときは完全にリラックスをする。
それを何度も繰り返し
赤ちゃんを少しずつ迎える準備をしていきました。
そして最後はとても穏やかに出産を迎えたのです。

今回の出産は
コロナの影響もあり付き添いは誰一人できませんでしたが
担当の助産師からも
「本当に素晴らしかった!上手だった!」
と大変褒めて頂いたようです。
妹も出産直後からニコニコ。
さっき産んだとは思えないぐらい顔で
「すごい安産だったよ~赤ちゃんに会えて嬉しいよ~」
と報告してくれました。

私は妹のようなお産を
目の当たりにする度に思うのです。

満足度の高いお産に繋げることができる人は
やはり妊娠中の過ごし方
「こころ」と「からだ」の準備ができている人なんだと。

かといって
妹は特別これをした!!ってことはありません。
妹も意識はしていません。

でもお産に必要な
赤ちゃんと向き合う
自分と向き合う
そして赤ちゃんと自分の力を信じる

ということが日頃の生活を通してできていたのだと思います。

そしてこれは誰にでもできることなのです。
難しいことではありません。

しかし
置かれている環境や状況
そしてもともとのその方の本質(性格)によって
そういう過ごし方が難しくなってしまう方も大勢います。

あなたがもし
「妊娠中そんな過ごし方できないかもしれない」
と不安に思ってしまうのなら
それは「あなたが変わる」チャンスです。

自分でそのことを自覚できてるだけでも立派なのですから。
そして確実に
今のあなたのままより
今後のあなたは満足のいくお産を導くことができます。

お産を迎える皆さんが
満足のいく「最高のお産」を迎えて欲しいと
心より願っています。