【助産師監修】切迫早産の予防におすすめのアイテム5選

【助産師監修】切迫早産の予防におすすめのアイテム5選

妊娠して何も問題ないマタニティー生活を送れるのは、本当に幸せなことですよね。しかし、妊娠はダイナミックな変化が起こる生理現象のためトラブルを抱える方も多いのが現実です。
その中でも多い「切迫早産」は、生活習慣での注意事項も多く、なるべく安静にもしなければなりません。
自身の助産師としてのこれまでの経験と切迫早産を乗り切った自身の経験を踏まえ、今回は簡単に取り入れられる、早産予防に効果が高かったアイテムをお伝えします。

切迫早産とは

まず、「切迫早産」とは早産が切迫した状態のことをいいます。
日本では、妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産を早産と呼びますが、「切迫早産」はこの期間に子宮収縮がある、子宮頸管が開大している状態をいいます。

効果を実感したアイテム5選

①トコちゃんベルト

『トコちゃんベルトの青葉』の「トコちゃんベルト」は、妊娠中に緩んでしまう骨盤を正しい位置で締め、重力で子宮頸管にかかる負荷を軽減してくれるものです。トコちゃんベルトは正しく装着すれば切迫早産予防や腰痛・恥骨痛予防の効果を実感できます。私も、立ち仕事でのハードな仕事や夜勤も、この骨盤ベルトで乗り切ることができました。
購入する際は、サイズや型を、専門である助産師に相談するのがいいでしょう。また購入後も、正しい装着の仕方を、通っている施設の助産師に必ず指導を受けてください。 自分で判断し装着すると、ほとんどの方が間違った付け方になり、効果を得られず使用しなくなってしまします。。それは宝の持ち腐れで大変もったいないですよ。さらに、このトコちゃんベルトは、産後の体型を戻すのにも効果的です。とても重宝する一石二鳥のアイテムです。
現在様々な骨盤ベルトが出ていますが、トコちゃんベルトを真似た紛い品も多く出回っています。ただ骨盤を締めてキツイ思いをするベルトも多く、切迫早産をさらに悪化させる場合もありますので 気を付けましょう。

②妊婦帯

妊婦帯とは、昔のさらし(腹帯)の簡易的なもので、大きくなってきたお腹を支えてくれるアイテムです。『エンゼル』の「妊婦帯」は、マジックテープで固定するため装着し易く、長時間装着しても肌に優しい素材で作られています。さらに動いてもズレにくい構造で、重いお腹を軽く感じることができます。
私は安産祈願の際、この妊婦帯を持っていき御朱印も押して頂きました。

③腹巻

お腹の冷えは切迫早産を誘発してしまいます。お腹を冷やさないためにも腹巻はとても重宝します。『トコちゃんベルト青葉』の腹巻はトコちゃんベルト装着時に着用するもので、薄手だけど、お腹をしっかり包んでくれる腹巻です。腹巻だけでもお腹を温めてくれ衣服に影響しないので、出産後もしばらく使えるアイテムです。

④湯たんぽ

お腹の冷えや、足の冷えは切迫早産を安易に引き起こしてしまいます。お腹が冷えたり、お腹が張ったり、痛みがある時(症状によっては病院に電話してください。)は、身体を温める湯たんぽが活躍します。『白元アース』の湯たんぽ「ゆたぽん」は、レンジでチンするだけで簡単に温められ、保温時間も長いためしっかり体を温めることができます。そのためお腹の張りや痛みも和らげてくれます。また陣痛が始まり、家に待機している時もお腹を温めることで陣痛の痛みが和らぎ、お産もスムーズになる効果があります。


⑤弾性ストッキング

妊娠中は血液の循環が悪くなり、特に下半身がむくんでしまいやすくなります。体の循環不全も切迫早産の原因になります。『メディキュット』の「寝ながらメディキュット」は寝ている間に、下半身のむくみをしっかり取り疲労回復にも効果的です。また、つま先が出ているタイツになるため、放熱がしっかりでき下半身を冷やさないため、お腹の冷えも予防してくれます。

まとめ

これらのアイテムは、妊娠期間中通して大変活躍します。また、妊婦帯以外は妊娠期間中以外にも活用できる便利アイテムになります。何もせず切迫早産にならないのが一番ですが、安心して楽しく妊娠期間中を過ごすためにも是非参考にしてみてくださいね。