あなたはいくつあてはまる?妊娠・出産・育児でのリスクを高めるタイプとは

あなたはいくつあてはまる?妊娠・出産・育児でのリスクを高めるタイプとは

あなたはいくつあてはまる?

あなたに質問です。
以下の5つの質問にいくつあてはまりますか?

①あなたは頭でいろいろ考えるタイプですか?
②あなたはすぐ頭に血がのぼるタイプですか?
③あなたは頭痛持ちですか?
④あなたは普段からくるぶしが見える靴下や格好が多いですか?
⑤あなたの足は冷えやすい方ですか?

この5つの質問のうち2つ以上あてはまる方
また一つでも⑤の質問が当てはまる方は
妊娠・出産・育児期でのさまざまなリスクが高くなる可能性があります。

頭寒足熱

あなたは『頭寒足熱』という言葉をご存知ですか?
読んで字の如く
頭を冷やして足を温めることです。
これは東洋医学にも通じる
健康の基本になります。

最初の質問は
この全く真逆の状態のことを知るための質問でした。
つまり「頭熱足寒」
この状態はOVER35の女性に多くみられる状態でもあります。

そしてこの『頭寒足熱』は
妊娠・出産・育児を安全・安楽に過ごすための
過ごし方の基本でもあり
気を付けないといけないことでもあります。
OVER35のあなたは
この『頭寒足熱』を意識するだけでも
妊娠・出産・育児のリスクがぐんと減らせます。

妊娠期

妊娠期の足の冷えは
切迫早産や常位胎盤早期剥離などのリスクや
腰痛や頭痛などのマイナートラブルの増強を招きます。
足の冷えは血液の循環を悪くします。
そして子宮の冷えにも直結しています。
そのため子宮の血流が悪くなり
切迫早産やその他の症状を引き起こしてしまうのです。
また胃腸の循環も悪くなると
便秘やつわりのような胃部不快感が長く続きやすくなります。
さらに
循環の悪さから頭痛なども起きやすくなります。
妊婦さんの中には
安易に薬も飲めず苦しまれる方も多くいらっしゃいます。
その時は「足を温め頭を冷やす」と偏頭痛を和らげることができます。
(頭痛と同時に肩こりがある場合は冷やさず温めてください。)

出産期

出産に足の冷えは大敵です。
経腟分娩の場合は陣痛が弱くなり
お産が長引いてしまう可能性があります。
帝王切開の場合でも不必要な出血を招いたりします。
逆をいうと
出産近くになってしっかり足を温めることができていたら
安産になりやすいということです。

実際お産の現場では
妊婦さんの足の冷えをとても注意してみます。
夏場でも足が冷えている場合は
フットウォーマーを使用したり
足浴やマッサージ等を行い
足を温めようと努めます。

また陣痛で汗が出たり、キツイ時間も続きます。
その時、頭は冷やしてあげると
冷静になりお産に取り組むことができます。
たまにアイスノンや冷たいタオルで頭を冷やしたり
氷を含んでもらんでクールダウンすることで
冷静にお産に挑むことができます。
物理的なこともですが
精神面でも興奮したり、頭でぐるぐる考えるより
冷静になり呼吸をすることが
目の前の陣痛を乗り越えることにつながります。

育児期

育児期にも母乳の分泌をよくするため
また産後の肥立ちをよくするために
『頭寒足熱』はとても大事です。

育児で休む暇がないはずなのに
自分の自覚のないところで足が冷えている場合が多くあります。
それにより
体調不良や体調の回復遅延を招きかねません。

また育児はイライラがつきもの
それはホルモンのせいでもあるのですが
頭で考えすぎたりすると家族に当たったり
うまくメンタルのバランスがとれなくなります。
その時も頭を冷やす物理的方法をとったり
冷静な自分をひとり作る意識をすることで
産後の浮き沈みの激しいメンタルの波も乗り越えるようになります。

さいごに

今例を少し挙げただけでも
『頭寒足熱』が大事なことが
分かっていただけたと思います。
妊娠・出産・育児の期間は
季節がどうであれ
自分が気づかないうちに足は冷えやすく
ホルモンの影響もあり
知らず知らずに頭でぐるぐる考え不安が増強しやすくなります。

まずは
毎日、足が冷えていないかを確認する癖をつけましょう。
そして足の中でも子宮に関係するツボがある
くるぶし周辺を冷やさないようにしてください。
夏場で靴下を履くのが苦痛の場合もあります。
その時は足先は出して足首とふくらはぎを覆うだけでも
暑さを解消しながら足を温めることができます。

またイライラしているとき
偏頭痛があるときは
物理的にアイス枕を使ってみてください。
睡眠導入やメンタル安定にも効果がありますよ。

妊娠・出産・育児期を健やかに過ごせるため
そしてリスクを減らすために
是非妊娠期から意識して過ごしてみてくださいね。

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『頭寒足熱』となるからだを作り
生涯でほんの僅かで貴重な瞬間であるあなたの出産を
「最高の出産」にしてきましょう。

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