私が助産師になったきっかけ
- 2021.04.19
- 更新日:2024.04.09
- 個人ブログ
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![私が助産師になったきっかけ](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/助産師になった-890x500.png)
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/赤ちゃんとママ2.jpg)
それは私の妹の誕生が
大きなきっかけでした。
私は6人弟妹の一番上として育ってきました。
一番下の子とは13歳離れています。
そのため
幼少期から赤ちゃんがいる生活が当たり前
お母さんが妊婦さんであるのが普通
みたいな生活を送っていました。
(今考えたら全然普通ではないのですが…)
そのため
赤ちゃんはとてつもなくかわいい!
お母さんはすごい!
というのは自然に感じていた環境でした。
転機が訪れたのは
私が小学生4年生の時の5番目の子(妹)の誕生でした。
あの阪神大震災が起こったその日
私の妹は胎児仮死という状態で生まれました。
一時心肺停止のところまでいきましたが
医療スタッフの懸命な処置のお陰で命が救われました。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/赤ちゃん 出産直後.jpg)
妹は長いNICU(新生児集中治療室)での入院をすることになりました。
子どもの私は直接面会はできませんでしたが
窓から小さい妹を見るのがとても楽しみでした。
いっぱい管につながれながらも
一生懸命に生きようとするその力強さは
今でも鮮明に目に焼き付いています。
また同時に
一生懸命お世話をしてくれたNICUの看護師さんに
強い憧れを持つようになりました。
なので私の4年生の文集には
ばっちり「NICUの看護師さんになる」っ書いています(笑)
その後
妹は脳に少しダメージが残りましたが
6番目の妹のお陰もあって学習能力も引き上げられ
今では立派に社会人として働いています。
私はこの時の経験が強く心に刻まれた状態で
思春期を送っていました。
途中で歴史の先生になりたいとか
理学療法士にも興味を持ったがあったけど
あのNICUの看護師さんがやはり忘れられませんでした。
![](https://birth-consultant.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/帝王切開1.jpg)
そして看護師さんよりもっと
お母さんや赤ちゃんに携わることができる職業の
「助産師」があることを知ったのです。
この職業の存在を知った時
私が好きで興味があることが仕事にできるなんて
なんて幸せなんだと感じました。
今もその気持ちは変わりません。
助産師の仕事をしていると
妊婦さん・産婦さんから
どうしてこの仕事を選ばれたんですか?
ととても多く聞かれます。
助産師という言葉は知っていても
実際どういうことをしてどのような立場の職業なのか
今まで知らなかったという人が多く
妊娠して助産師に接するようになってから
この職業に興味を持ってくれるようです。
とても嬉しい。
実際私の知り合いの助産師は
自分がお母さんになってから
また社会人になってから助産師になった方も
多くいらっしゃいます。
私も自分が母親になって
改めて
「お母さんと赤ちゃんってすごいな、おもしろいな」
を日々感じています。
そして助産師でよかったなとも感じます。
今度はその助産師として
積み上げてきた経験や知識を
もっと世の中に役立てていきたいなと思っています。
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