【助産師監修】「お産のこと」どのような言葉で伝える母親になりたいですか

【助産師監修】「お産のこと」どのような言葉で伝える母親になりたいですか

あなたの子どもが大きくなると
「ぼく(わたし)が産まれるときどうだった」
と聞いてくる場面がきっとあるでしょう。

そのとき
あなたはどういう言葉を伝える
母親になっていたいですか?

「とても最高の瞬間だったよ」
「あなたを見て世界一幸せなママになった気分だったよ」
「あなたが生まれてきてくれて世界が輝いてみえたよ」

こんな言葉が一番に出てくる母親って素敵だと思いませんか?

逆に
「お産は最悪だった」
「お産はキツイだけのものだった」
「帝王切開の雰囲気や傷がこわくてお産にあまり良い思い出がない」 など
マイナスな言葉を一番に伝えるお母さん方もいます。

これは実際
私が性教育で訪れた
小・中・高校生の生徒さん達から聞く言葉です。

自分が生まれた瞬間のことを
こんな言葉で表現されたら
あなたの子どもはどういう気持ちになるでしょう。

頭では「お産は大変なんだ」と分かってくれても
心では「自分の存在を拒否」「自分の誕生を拒否」されたように感じてしまいます。
優しくて素直な子どもの心では
「自分がお母さんを苦しめた」「お産は悪いものなんだ」
と思ってしまうのです。

それってとてもこわいことだと思いませんか?

母親の言葉は子どもにとって
大変影響力があります。

自分がこの世に産まれた瞬間を
そのような「強いマイナスな言葉」も一緒に伝えてしまうと
子どもが大きくなってからの
人付き合いや人格にまで影響しかねません。

また出産に対する「恐怖」というのは
親から子への強い刷り込みに近いものを感じます。
『お産=つらい・こわい』
これが出産間近になった産婦さんにも大きく影響していくのです。

『お産は大変だけど我が子に会える素晴らしい喜びの瞬間だ』
そんな風に子どもへ伝えることができたら
どれだけその子どもの存在価値を肯定してあげられるでしょうか。
それは必ずその子がお産を迎える時の大きな勇気にもなるでしょう

あなたもそんな母親になりたいと思いませんか?

今あなたがしないといけないことは何か。
詳しくは
【「出産の良し悪し」は全てあなた次第!あなたはそのままで本当に大丈夫?】
【後悔が残ってしまうお産とは】

全ては妊娠時期をあなたがどう過ごすかです。

子どもに胸を張って伝えることができるお産を
自分で実現させていきましょう。