なぜ母乳はすぐに出ないの?

なぜ母乳はすぐに出ないの?

出産すると母乳が出ると思っていたのになかなか出ない…
自分のおっぱいが変なのかしら?そう悩まれるお母さんが大変多くいます。それでも赤ちゃんにはおっぱいを吸わせないといけない。出てないおっぱいを加えさせてかわいそう…このように落ち込むお母さん達をたくさん見てきました。

しかし出産してすぐに母乳が出ないのは医学的にも当たり前のことなのです。だから悲しんでいるお母さんに落胆しないで欲しい、と口を大にして言いたいのです。

ではなぜすぐには母乳がでないのか。

理由は明白です。
母乳を出さないようにするホルモンが体内に残ってるからです。

産後2日ぐらいまでは妊娠を継続するために必要な『プロゲステロン』というホルモンが体内に残っています。『プロゲステロン』は母乳が出るのを止める役割をしています。その理由は、もし妊娠中に母乳が出て、吸われてしまうとお腹が張り、切迫早産を引き起こすからです。このホルモンは、赤ちゃんを守るため、赤ちゃんをお腹の中で育てるための、とても大切なホルモンなのです。妊娠中に乳房は発達しても、母乳が出てこないのもこのホルモンの働きです。

妊娠中の『プロゲステロン』は胎盤から分泌されるホルモンです。胎盤がなくなったら『プロゲステロン』の分泌もなくなりますが、しばらくは体内に残ります。そのため、その間は母乳がでないのです。そして血中濃度が低くなる産後3日目以降から乳房が張りだし、母乳の分泌が始まります。

すぐすぐ母乳が出ないのはホルモンのせいなんです。
出ないおっぱいを3時間おきに飲ませないといけないのは苦痛で辛くて…このままずっと出ないのではないか?と、産後3日目までに自信を失う人がなんて多いことか…
それは違います!おっぱいはそういうものだと思って下さいね。

完全母乳を目指すなら1.2ヶ月かかるのは当たり前です。中には3ヶ月以上かかるの人もいます。赤ちゃんとお母さんのペースがあるのです。焦ることはありません。

母乳で授乳できるのは人生の中でとても限られた時間です。是非授乳の時間を楽しんでくださいね!
次回は少しでも早く完全母乳にするためのコツをお話します。

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