「高齢出産」出産施設(病院・産院)の失敗しない選び方

「高齢出産」出産施設(病院・産院)の失敗しない選び方

現在の日本は
出産を経験する3人に1人が
35歳以上で出産する高齢出産
です。
それだけOVER35での出産は当たり前になっており
珍しいことではありません。

日本の小児・産科医療が世界最高水準ということもあり
高齢出産も昔より安全・安心に出産を迎えることができるようになってきました。

しかし、20代の出産と比較して
OVER35での出産はリスクが発生しやすいのは事実
です。

そのため
OVER35で出産をする場所
自分・赤ちゃん・家族のことを考えた上で
しっかり吟味していく必要があります。

今回は、OVER35で出産を迎えるあなたが
安心して妊娠・出産・産後を迎えることができるための
失敗しない出産施設の選び方をお伝えします。

出産施設の種類とメリットデメリット

出産する場所を考える上で知っておきたいのは
どのような場所で出産することができるかということです。
現在出産ができる施設は大きく3つに分類できます。
その施設の特徴とメリット・デメリットを簡単にお伝えします。


総合病院・大学病院

メリット:
産科のみならず他科が併設されているため、妊婦さんが基礎疾患や合併症等がある場合等も、他科と連携して安全・安心に出産へ導くことができます。また、緊急時の対応も昼夜休日問わずスムーズです。NICU(新生児集中治療室)がある病院では、出産時や出産後の赤ちゃんの急変にも対応できるようになっています。


デメリット:
医師や助産師といったスタッフが多く、病院の雰囲気や食事も病院によってそれぞれです。そのためアットホームな感じでないことがほとんどでしょう。また病院にもよりますが、個々の細やかな対応ができない場合があります。例えば、家族面会の制限は病院全体で決められたルールに沿わないといけない場合も多くみられます。


個人病院・産院(クリニック)

メリット:
医師や助産師等の数が多くないため、顔見知りになりやすく相談しやすい環境です。また、施設によって特色が全く違い、ホテルのような雰囲気やサービス、料理といったものに力をいれていたり、エステや産後のプレゼントなどが豪華など、入院されるお母さん達が喜ぶサービスを独自に提供している施設が多くみられます。また、取り扱っている出産スタイルも様々です。

デメリット:
緊急時その施設で対応できない場合は、途中で大きい病院へ転院するか、救急搬送をする可能性があります。また近くに、産科や新生児に対応できる大きな病院がない場合は、搬送までに時間がかかる場合もあります。

助産院

メリット:
医師ではなくお産の専門家である「助産師」が妊娠中からサポートを行うお産の施設です。アットホームで医療行為を行わない自然なお産を目指したい方にオススメです。なかには自宅分娩を取り扱っている助産院もあります。また妊娠中から個人に応じたきめ細かいケアを受けることができ、産後も母乳・骨盤ケアなど手厚く長期間のサポートを得ることができます。

デメリット:
医療行為ができないため、妊娠経過中の異常や、緊急時の場合は転院または緊急搬送される可能性があります。

OVER35の出産施設選びのポイント

20代での出産は
基礎疾患等医師に指摘されるものがなければ
好きな産院を選んでも問題ないでしょう。
出産施設を選ぶ理由で多く聞かれるのは
以下のようなものが聞かれます。

・病院がきれい、ホテルみたい
・料理がおいしそう
・最近流行っている病院 など

OVER35のお産では
自分の希望や要望が叶えられる出産施設だけではなく
リスクに備えた対応ができるか
自分や赤ちゃんの今後をしっかりサポートしてくれるか
も重要なポイントです。

また「35歳以上の初産」の方や「40歳以上の出産」
場合によって産めない施設もあります。


以下では「必ず押さえておきたい重要なポイント」と
必須ではないが「押さえた方がいいポイント」の2種類をご紹介します。

OVER35の出産施設【必ず押さえておきたい重要なポイント】

・緊急時への対応がスムーズに行える施設
他科が併設されている総合病院といった大きな病院や、大きい病院ではなくても緊急時にもある程度、 そこで対応できたり、スムーズに大きい病院との連携が行えるかは重要なポイントです。
また、近くにそのような病院があるのもいい基準でしょう。希望の出産施設に、緊急時の連携体制がどうなっているのかを直接聞いてみるのが一番良いでしょう。
逆に産科や新生児を扱う大きい病院がないような島や僻地のような場所は、緊急時の対応が遅れる可能性があります。

・胎児や出産した児に異常があった場合の対応がスムーズに行える施設
NICU(新生児治療室)を併設している総合病院や、その病院とスムーズに連携がとれる施設かは重要な
ポイントです。大きな病院が近くにあっても、NICUを併設している病院は多くありません。そのため出産する場所の近くにどのような病院があるかも施設を考える際の大事なポイントです。

・産前・産後のケアが充実している施設
母親学級や育児教室を含め、産前・産後のケアが十分に行える施設であるかも大切です。また、いつでも相談できる、相談しやすいようなところも安心でしょう。産後のトラブルが起きた場合も、産後ケア施設へのスムーズな入所や地域の保健師・助産師への連携もスムーズに行えることが期待できます。

OVER35の出産施設【 押さえた方がいいポイント】

自分の理想や希望が叶えられる出産施設であるというのは
満足したお産を迎えるためにも大切なことです。
自分でどのようなお産にしたいのか
ゆっくりじっくり考えて施設選びをするのも大事です。
※関連記事【助産師が勧める出産場所とは?正しい産婦人科や助産院の選び方】

・20代の出産と同じような理由(上記)
・母乳メインまたは混合栄養を行っている
・健診時の4Dが無料
・無痛分娩対応
・立会いや家族の面会の状況 など


またネット上の口コミや
経産婦さんの意見も内側の状況がみえて参考になりますが、
その方が経験した立場でだけの状況とも言えます。
参考程度に聞き、あとは家族と十分話し合い出産施設を選びましょう。

また通える距離に
自分の理想の出産施設がない場合は
まずは自分が通える近くの出産施設や産婦人科でしっかり相談し
今後の方針を決定することもできます。
その後は紹介状などでスムーズに連携をとることも可能です。

なかには、出産間近になると
対象施設の近くで宿泊をして出産の時期を待つという場合もあります。
自分のお住まいの地域性・病院の緊急対応の状態なども
医師等に相談しながらしっかり決めていきましょう。

自分のリスクが分かる「妊娠リスクスコア」の活用

「妊娠リスクスコア」というのをご存知でしょうか。
このテストは妊娠中の自分やお腹の赤ちゃんのリスクを知る
とても参考になるテストです。

自分のリスクを把握した上で
出産施設選びをするのも大変オススメです。

↓こちらで簡単に評価することができます。↓
【初期妊娠リスクスコア自己採点表】
※「厚生労働科学研究費補助金医療技術 評価総合研究事業 産科領域における安全対策に関する研究主任研究者中林正雄 2004 年」に基づく

まとめ

安全・安心な妊娠・出産・産後を迎え、
満足のいくお産を手に入れるためには
出産施設選びも大変重要になってきます。

今回は、どのようにして出産施設を選べばいいかを具体的に示していきました。
分らないことがあれば、希望の出産施設または近くの施設に相談してみましょう。

そして少しでも不安を減らし
笑顔で出産・産後を迎えている自分を想像しながら
この貴重なマタニティライフを楽しく過ごしていきましょう。

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