【助産師監修】バースプランとは?書き方のコツ・具体例

【助産師監修】バースプランとは?書き方のコツ・具体例

バースプランとは

お産を扱う多くの施設で取り入れられるようになってきたバースプラン。バースプランとは産婦さんやそのご家族が、満足したお産を迎えられるように、自分の希望を書くものです。その希望とは「したいこと」はもちろん、「したくない」ことも記すことができます。

バースプランを書くメリット

バースプランは、基本的に自由に記載できます。そのため、どうしてそれをしたいかという理由も記すことができます。それによって、医療者側に、自分のお産に対する思いを伝えることができます。そして、医療者側も希望に沿ったお産を迎えられるよう最大限の努力をしていきます。
また、バースプランをあらかじめ書くというのは、お産についてゆっくり考える機会を与えてくれます。お産のことを妊娠中に考え、ポジティブな姿勢でお産に臨めることも期待できます。

しかし、何を書けばいいか分らないといった意見も多く聞かれます。
今回はバースプランにどのような事を書けばいいのか、考える項目を
①入院時陣痛中に希望すること
②出産前後に希望すること
③出産後の入院生活に希望すること 
の大きく3つに分け、それぞれ具体例とともに提案をしていきます。

バースプランの内容

①入院時陣痛中に希望すること

医師や助産師に対して

・家族が付き添えないのでなるべく側にいて欲しい
・陣痛の痛みに自信がないため、無痛分娩を希望(実施できる施設のみ)
・母親学級を受けることができていないので、呼吸法を丁寧に指導して欲しい
・不安が強いので、今起きている状況や流れを事細かく教えてほしい
・何も分らないので主人にマッサージの方法を教えて欲しい など

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環境に対して

・お気に入りのアロマを使用したい(具体的なアロマの名前)
・リラックスしてお産に臨みたいのでアロマがあれば使いたい
・持参する音楽を流したい
(ソフロロジーの音楽、リラックスできる好きなアーティストの曲)
・お産に集中しやすいように部屋を暗めにして欲しい  など

②出産前後に希望すること

出産前

・記録に残したいので出産時動画を撮ってもらいたい
・主人や子どもに立会いをして欲しい(〇〇には立会いしてもらいたくない)
・会陰切開はなるべくしたくない
(詳しくは「会陰切開・会陰裂傷とは?経膣分娩で起こりやすい傷とそのケアについて」へ)
・出産時部屋の明かりを暗くしてほしい   など

出産後

・主人にへその緒を切って欲しい
・産まれたら1番に私が抱っこしたい
・出産後家族で写真を撮ってもらいたい
・カンガルーケアをしたい
・産まれてすぐにおっぱいを飲ませたい
・骨盤が広がらないように産後すぐに骨盤ベルトを巻いて欲しい
・出産後にこの持参した産着を着せて欲しい  など

③出産後の入院生活に対し希望する事

入院環境に対して

・個室がいい
・家族が泊まれる部屋がいい
・出産後の面会者を受付で制限して欲しい
・電話の問い合わせがあれば答えないで欲しい
・上の子を見る人がいないので早めに退院をしたい 
・分娩費用について詳しく説明聞きたい   など

赤ちゃんとの生活について

・産まれてすぐから母児同室を始めたい
・疲れた時は昼間でも赤ちゃんを預かって欲しい
・夜は赤ちゃんを預かって欲しい
・完全母乳にしたいので赤ちゃんを預けている間はミルクは与えないで欲しい
・なるべく母乳で育てたいが、出るまではミルクを足したい
・今後の事を考えて混合栄養にしたい  など

さいごに

今回挙げた具体例はほんの少しです。それだけ、産婦さんそれぞれに、その方なりの希望があるのが当たり前なのです。しかし、施設の設備や環境などの様々な理由で、実施できない内容もあります。そのため出産前までに、バースプランをスタッフに確認してもらい、希望通りできるかどうかを聞いておくことをオススメします。万が一実施できない場合も代替案がないかを一緒に考えることができ、より自分の望むお産に近づけます。是非バースプランを使い、お産を前向きな気持ちで迎えられるように活用して下さい。