【助産師監修】出産に悪影響「眉間のしわ」

【助産師監修】出産に悪影響「眉間のしわ」

あなたは最近、特に妊娠期間中
「眉間のしわ」が残ってしまうことありませんか?

妊娠~育児の期間
あなたの皮膚組織はいろいろなダメージが残りやすく
肌や髪の弾力なども失われやすくなります。
それは仕方ありません。
ホルモンのせいでもありますし
今まで以上に自分のことなんて
構ってあげることができないのですから。

特にOVER35になってくると
社会的に責任も大きくなり
仕事とプライベートの両立も大変になってきます。
さらに妊娠という大きな変化が起こっている中では
どうしてもストレスも多く悩みも増えてきますよね。

そしてふと気づいたら
「眉間のしわ」
できていたりしませんか?
消えずに残っていたりすることはありませんか?

緊張や疲労、心配や不安等が顔に現れ
無意識に顔に力が入っていることがあります。
妊娠という時期は
なおさらストレスも多く受けるため
顔の力がずっと抜け切れずにいることがあります。

それが癖になってしまうと
寝ている時でさえ
「眉間にしわ」を寄せて寝てしまう可能性があります。
顔の力がずっと抜けていない状態なのです。

この無意識に
顔に力がずっと入っている状態は
お産には良くない影響を与えてしまいます。

お産時に
顔に入れてしまう力は「余分な力」です。
余分な力が入っていると
安楽・安楽なお産から遠のいてしまいます。

経膣分娩の場合
陣痛が「来ている時」と「来ていない時」は
しっかり体の力も緩急をつけなければなりません。
「陣痛が来ている時」は必要な部分に力を使い
「陣痛が来ていない時」は全身の力をしっかり抜く。

「陣痛が来ている時」の力は入れるものではありません。
自然に力が入る(子宮の収縮)にその力を集中させ
その他の部分は力を抜くことが大切です。
特に上半身の力は必要ないため
「顔・手」にも力は必要ありません。
そして
「陣痛が来ていない時」は全身の力を抜くのです。



しかし、陣痛の有無に関わらず
お産中ずっと顔に力が入っている
「眉間にしわ」が寄っている方がいます。
それは全く全身の力が抜けず
緊張状態を解放できていない状態です。

その状態でお産中をずっと過ごしていると
体はずっと緊張状態なため
疲労がどんどん溜まりリラックスもできず
結果的に他の方(力が上手く抜けている方)より
陣痛の痛みが何倍にも何十倍にも感じてしまいます。

詳しくは
【陣痛はこわくない!陣痛の事を知ればお産は「楽に」なる!】
【お産がこわいと思っている方必見。これを読めば「楽に」お産ができる!】

ましてや
お産前から「眉間にしわ」が残ってしまう生活をしていると
大事なお産の時にリラックスできず
スムーズなお産から遠のいてしまう可能性が高いのです。
無痛分娩でも帝王切開でも同じです。
「眉間のしわ」はお産に何も良い影響を与えません。

今日からでも
せめて家の中では「眉間のしわ」を作らないように
心掛けてみましょう。
そして鏡をみて
「眉間のしわ」が消えていないのであれば
自分で優しく手を当て
「なくなれーって」唱えましょう。
それだけでも顔の緊張がほぐれ表情が和らぎます。

お産中にできてしまった「しわ」は取れにくい
と聞いたことが今でありませんか?
実際その確率は高く
その時まで「眉間のしわ」を作ってお産に臨んでしまうと
そのしわは一生取れない可能性もあります。

取り返しがつかなくなる前に
にこにこママでいれるためにも
妊娠線を気にするぐらい
「眉間のしわ」にも気を遣ってくださいね!
それが安産にも導いてくれますよ。