【助産師監修】産後を健やかに「産後の母親像」とは

【助産師監修】産後を健やかに「産後の母親像」とは

あなたの産後の母親像を
具体的に想像することで
産後の「家族危機」である
産後うつや産後クライシス
を防ぐことができることをお伝えしました。
詳しくはこちら
【理想の母親とは?あなたの意識が「産後の家族危機」を招くかもしれない】

しかし
「具体的に」といわれても
育児が始まってみないと分らない部分も多いでしょう。
そういったあなたに
産後健やかに過ごす為に行って欲しい
あなたの産後の母親像
を一緒に考えてみましょう。



妊娠期から行うことで
産後の過ごしやすさや
お産の満足度も
かなり違うものになっていきますよ。

「家事×育児」で考える

まずは
名前のある育児や家事について考えみるのをオススメします。
できれば夫婦で考えるのが理想です。

【育児】
オムツ交換・母乳ミルク授乳・沐浴・夜泣きの対処・短時間睡眠 等

【家事】
掃除(部屋・トイレ・風呂)・洗濯(洗う・干す・たたむ)・食器洗い(洗う・拭く・しまう)等

そしてこれら二つを掛け合わせるのです。
家事をしながらの育児は本当に骨が折れます。
どのように工夫して行うか
優先順位はどれか
それらを考えていくと
少しずつ自分の動きや夫の動きも見えてきます。
余裕があれば時短家電の購入を検討したり
妊娠期から夫の家事率を増やしたりと
出産後の生活を意識した生活になります。

理想の母親として譲れないポイント

次に
あなたの子どもに対して
母親としての譲れないポイントを2つだけ挙げてみましょう。

例えば
・1日1回は本を読む、唄をうたう
・1日1回はお散歩する、日光浴する
・赤ちゃんでもちゃんと口で説明でする
・子どもの目をみて話する
・話しかけるときは笑顔を心掛ける
・イラッとしても引きずらない
・子どもの前で夫婦喧嘩しない
・子どもの前ではなるべくスマホを長時間触らない
・子どもの前で〇〇なテレビは見ない などなど

なんでもいいのです。
あなたがコレと決めたこと2つを決め意識していきます。
妊娠中からそれらイメージするのです。
産後赤ちゃんと過ごしている時間をいっぱい想像するのです。

勿論大変なこともたくさんあります。

夜泣きがひどい。
抱っこしても泣き止まない。
全然寝てくれない。
まとまって寝れないため寝不足。
おっぱいを全然のんでくれない。などなど…

それでも
あなたができることを考えるのです。
理想のハードルは高くしないください。
「これならできる」ことを挙げてください。

実際の産後の生活

実際赤ちゃんとの生活が始まったら
最初からお母さんモード全開じゃなくても大丈夫です。
少しずつ母親であることに慣れていきましょう。
そのため、出産後しばらくは入院をします。
この入院期間で赤ちゃんとの自宅での生活を
さらに具体的に想像できると思います。
そして、ご主人や周りの家族にお願いできることは何か
も見えてきます。

全部自分ではしないように。
なるべく頼れる人やサポ―トがあれば頼っていきましょう。
結果的に
それらがあなたの心身の健康につながり
産後うつや産後クライシスを防ぐことになります。

忘れないでもらいたいのは
あなたが少しでも理想の母親に近付くことができたら
それを当たり前と思うのではなく
誉めてあげてください。
自分を認めると家族・子どもにも
余裕をもった態度で接することができ
家族の幸福度にも繋がります。
※こちらも参考にしてみてください
【OVER35のあなたへオススメ。妊娠・出産・育児が楽になる裏ワザ】

さいごに

妊娠中から産後の生活のイメージをすることは
あなたの心身の健康のためにも
強いては赤ちゃんやご主人を含めた家族の為にも
とても大事なことです。

そして産後のイメージを具体的にできるということは
赤ちゃんのイメージもできます。

お腹の中の赤ちゃんが
外に出てきたことをイメージすることで
より赤ちゃんを身近に感じることができます。

そうすると
出産時も赤ちゃんと「こころ」が離れることなく
お産に臨むことが出来るのです。
その結果
満足のいくお産にも繋がります。

あなたのの母親像
「ハードル低めだけどこれができたら素敵だな」
そんな母親像を想像して
妊娠期を過ごしてみてくださいね。