お産の現場とはどういうのだと想像されていますか?
お母さんは痛みで苦しみ、叫んでいる姿を想像されますか?
もし、そのような想像をされていたら、
それは間違えです。
なぜなら実際のお産の現場は、
静かで穏やかに和やかに進むことが多いからです。
出産が間近になってくると、赤ちゃんに会える楽しみと同時に、
出産に対する不安や心配も大きくなっていくのは
ごく当たり前のことです。
それだけ、今も昔も「お産はきつくてつらいもの」だ
というのを皆さんご存知です。
だからといって、「お産はこわいもの」ではありません。
しかし、未だにテレビやネットの情報では
「お産=こわい」を誇張した表現方法も多く、
それを見聞きする妊婦さん方が
お産に対しネガティブな感情を持ってしまうのも仕方がありません。
当サイトでは、「楽にお産できる方法」を多く紹介してきました。
今回読者様の要望でそれらの記事をまとめて紹介することにしました。
これを読めば、お産を攻略できたのも同然です!
陣痛のはなし
赤ちゃんを生み出すためにとても大切な力である「陣痛」。
その陣痛を「こわい」と思っている方には、
まずは陣痛の役割と仕組みを知って頂きたいと思います。
そうすれば、陣痛に対するこわさが軽くなり
お産を前向きにとらえられるようになります。
ソフロロージ式分娩法について
ソフロロージ式分娩法をご存知でしょうか?
現在多くの産院で取り入れられている出産方法で、
従来のお産方法(ラマーズ法)よりも
陣痛の痛みを緩和してくれる効果があるお産方法です。
特に難しい手技はいりません。だれもが出来る方法です。
そのソフロロージ式分娩法について全4回に分けて簡単に解説していきます。
陣痛を楽にするためのマッサージ
陣痛を乗り切るにはマッサージもとても重要です。
時間が経つと陣痛時の痛みの部位がどんどん変化していきます。
それはなぜなのか、またその時々のマッサージに効果的な方法はどれか。
これらを事前に知っておくことで、
陣痛の痛みに対処でき、
付き添いをされるご主人(家族)も、
お母さんの出産の手助けをすることができます。
出産時に会陰部の傷をつくらないために
赤ちゃんを娩出する際には、
陰部と肛門部の間の「会陰」と呼ばれる皮膚が伸展し赤ちゃんが娩出します。
しかし、その部分の伸展が不良の場合も多く、
多くの方が会陰部に傷(会陰裂傷)を作ったり、
裂傷が起こらないように、
事前に医師がハサミで会陰に切開を入れる(会陰切開)ことが見られます。
そうなると、傷を縫合をすることになり
産後はその痛みとしばらく付き合うことになります。
会陰部の伸展を良くし、
傷を少しでも避けるための方法について紹介します。
出産前にしてもらいたい 会陰切開や会陰裂傷を防ぐためにできること
お産は一人で乗り越えるものではない
「夫婦力」というのをご存知ですか?
妊娠・出産・育児はこの夫婦力を高めることで楽にすることができるのです。
「妊娠・出産・育児」が「楽に」なる鍵は『夫婦力』にあり!【前編】
「妊娠・出産・育児」が「楽に」なる鍵は『夫婦力』にあり!【後編】
さいごに
私がお産を取り上げてきた方々には、
お産を「思ったよりも楽でした」と言う方が多くいらっしゃいます。
そうおっしゃられるお母さんたちは、
お産前から出産に対しポジティブである方が多いと感じます。
そして、お産をポジティブにとらえる姿勢こそ
お産が「楽にする」一番の秘訣だと肌で感じています。
お産は決してこわいものではありません。
むしろ赤ちゃんに会える人生の素晴らしい一大イベントです。
これを楽しまないと損だと思いませんか?
お産に対する恐怖心よりも、赤ちゃんに会えるの楽しみを膨らませ、
お産を乗り越えて欲しいと思います。