【助産師監修】赤ちゃんとママは「一心同体」。得られる多くのメリット

楽しいママライフ

前回の記事で
お腹の中の赤ちゃんは
自分とお母さんの区別がついていない
ということをお伝えしました。
※詳しくは【お腹の赤ちゃんは「自分」と「お母さん」の区別がついていない?!】

まさに
赤ちゃんはお母さんと『一心同体』なのです。

その『一心同体』を
妊娠期間中からお母さん自身もしっかり感じながら過ごすことこそが
妊娠・出産・育児をよりポジティブに迎えるための
とても大切な意識の一つなのです。

私はしばしば
この母児一心同体の大切さ
それが与える素晴らしい影響を
お伝えしてきています。

※詳しくはこちらの記事を参照
【あなたはどのタイプ?「出産リスクが高い人」のタイプとは】
【「出産の良し悪し」は全てあなた次第!あなたはそのままで本当に大丈夫?】
【妊娠中の声かけに早すぎることはない②『お母さんへの効能 とメリット』】
【赤ちゃんの泣き声でイライラするのは当たり前】 など

たいていのお母さん方は
妊娠が経過しお腹が大きくなり胎動を感じると
「赤ちゃんと自分は一心同体なんだな」と
感じることができてきます。

しかしそれを強く感じ意識するか
やはりどこか他人事に感じてしまうかは
そのお母さん次第です。

この意識の差によって
妊娠期間だけではなく
その後のお産や育児に大変大きな影響を与えていきます。

お産とは
赤ちゃんが「お母さんに会うために一生懸命会いにきてくれること」
お母さんが「赤ちゃんに会うために一生懸命に迎えてあげること」です。

そしてどんなお産でも
お産は赤ちゃんとお母さん双方にとって命がけのことであり
それでも「会いたい」ために母と子が一緒になり協力して頑張るのです。

「一緒にがんばろう」と
赤ちゃんとの絆の綱をしっかり握りしめているお母さんは
必ず良いお産を迎えられます。
自分から安全・安楽なお産に導く事もできます。

そして出産を終えた赤ちゃんと自分自身に
最大限の賞さんを心から送ることができるのです。
出産後のこの満足度の高さは
育児にもよりよい効果を与え
その後の人生も大きく変わる転機になります。
※詳しくは
【「出産」は人生の分かれ道~『最高のお産』を経験して得られる新しい未来とは~】

しかし
もしお母さんが
お産中に「もういやだ」「産みたくない」
なんていうお産を否定する言葉を発してしまったら…

赤ちゃんはその言葉を聞いています。
その感情もしっかり赤ちゃんに流れています。
そしてその時点で
赤ちゃんとお母さんの結ばれていた綱が切れかかってしまいます。
それは難産・危険なお産を暗示します。

そしてその言葉は産後の育児にも
尾をひくのです。
※詳しくは【あなたはどのタイプ?「出産リスクが高い人」のタイプとは

出産後もしばらくは
赤ちゃんは「自分」と「お母さん」の区別がつかない場合が多くあります。
そのため
その場にお母さんがいない場合は
不安で常にお母さんを求めて泣いたり
お母さんの不安やピリピリとした感情も
赤ちゃんにちゃんと伝わってしまいます。
それぐらい
赤ちゃんとあなたは一心同体の状態なのです。

妊娠期間中から産後まで
約1年以上も
『一心同体』として歩んでいくあなたと赤ちゃん
本当にすごいことですよね。
そしてそんな貴重な期間は
人生のうちでほんのわずか。

愛する我が子と
心もからだも一つになれるこの時期を
思う存分味わってみませんか。

例え妊娠期間中辛くても
お産がきつくても
1人じゃない、赤ちゃんが一緒にいる
「よし頑張ろう」と背中を推してくれる心強い存在です。

妊娠が分かった早い段階から
赤ちゃんと一心同体であることを感じて欲しい

そのためには

よくお腹を触ること
声をかけること
嬉しいこと楽しいことを赤ちゃんと一緒に共有すること

それが自然にできていれば
あなたと赤ちゃんの絆なはより強固なものになり
妊娠・出産・育児も
より楽しく・楽に乗り越えることができます。

あなたはひとりじゃない
でも頑張りすぎない
いつも赤ちゃんはあなたの味方

この貴重なマタニティライフを
しっかり赤ちゃんを感じて過ごしてくださいね。