【助産師監修】お腹の赤ちゃんは「自分」と「お母さん」の区別がついていない?!

【助産師監修】お腹の赤ちゃんは「自分」と「お母さん」の区別がついていない?!

知っていましたか?
実は、お腹の中の赤ちゃんは
「自分」と「お母さん」の区別がついていないと言われています。

それもそのはず
お母さんのお腹の中で誕生し
十月十日という長い期間をそこで過ごす
外の世界を知らない赤ちゃんにとっては
お母さんは
「世界」であり「自分そのもの」だからです。

お腹の赤ちゃんが見てる世界も
聞こえる声や拍動も
お母さんから流れ込む感情も
すべて自分の生きている世界で起きている現象です。

まさに赤ちゃんとお母さんは
『一心同体』

そのため
お母さんが嬉しい時や楽しい時
悲しいときや苦しい時も
赤ちゃんは自分のことのように感じています。
そしていつもお母さんに寄り添っているのです。

お産も一緒です。

赤ちゃんにとって守られていた場所から
刺激の多い外の世界にでることは
とても勇気がいることだと言われます。
それでも会いに来るのは
自分を守ってくれるお母さんに
会いたい、そして抱きしめてもらいたいからです。

お産は赤ちゃんとお母さんの共同作業といわれるように
ふたりの気持ちが一緒の方向を向いていなければうまくいきせん。
※詳しくは【赤ちゃんと『一心同体』の意識が大事!得られる多くのメリット】

赤ちゃんとお母さんの気持ちが一緒になり
「早く会いたい」
その一心でお産に取り組むことは
安全・安楽なお産にも導いてくれるのです。

そうして出会えた我が子に
お母さんは自然と労いの言葉をかけてあげることができます。
そして
赤ちゃんからも
自然に湧き上がる愛情と癒しという労いを受けます。
出産を通してさらに
赤ちゃんとお母さんが強い絆で結ばれるのです。

生まれてすぐの赤ちゃんは
とてもとても怯えています。
今まで守れてきた(自分の知っている)世界ではないからです。

でも安心する場所があります。
その一番はお母さんであり
いつも近くで声を掛けてくれていた家族です。

そのため生まれてしばらくの間は
一心同体でなくなったお母さんを
一生懸命探します。
常に一緒にいて欲しいから。
昼夜問わず赤ちゃんはお母さんを求めます。

そして精神の繋がりもまだ持っています。
お母さんが辛かったり悲しい思いをしてたら
その感情はしっかりと赤ちゃんにも流れ込んできます。
そして自分のことのように泣くのです。(不安が移る)

逆に
お母さんが穏やかな気持ちの状態で過ごせると
赤ちゃんの不穏状態も少なくなっていきます。

赤ちゃんはそれほど
あなたと繋がりそして寄り添い
あなたが思っている以上に
お母さんを求めている存在です。

だからこそ
妊娠中からの赤ちゃんとのコミュニケーションも
大事にしなければなりません。
そしてあなた自身が
赤ちゃんと『一心同体』であることを
強く意識して過ごすようにしていくのです。

それは必ず
妊娠期間中をポジティブに過ごせる力になります。
あなたにとって素晴らしいお産のエネルギーになります。
育児が始まっても
必ず自分の心の支えにもなります。
※詳しくは【赤ちゃんと『一心同体』の意識が大事!得られる多くのメリット】

赤ちゃんはいつもあなたの味方です。
今日からでも
今までよりもっともっとお腹の中の赤ちゃんを意識して
過ごしてみてください。