前回3回にわたりソフロロジー式分娩法について
簡単に解説させて頂きました。
今回はソフロロジーのメリットについてお話します。
ソフロロジー式分娩法がもたらす効果
付属の効果も含めたらたくさんあるのですが
私がお産の現場で
身をもって実感するのは主に2つあります。
効果①お産の痛みが軽くなる
1つは
お産の痛みが軽くなる和痛分娩の効果があるという事です。
私が出産を取り上げた
ソフロロジー式分娩法で出産された方々からこの様な声をよく聞きます。
「もっと痛いと思ってました」
「前のお産よりも痛みが随分楽でした」
「気持ちいいーー!!!」
「すごーい!すごーい!もう一回産むー!!」
すごいですよね。
お産直後の感想ではないように感じますが
ソフロロジー式分娩法を行うと
この様な明るい現場になるんです。
効果②赤ちゃんのストレスがない
赤ちゃんに効率よく酸素が共有されるため
赤ちゃんが苦しくなく
ストレスなく生まれることができます。
ソフロロジーで産まれた赤ちゃんは
真っ赤な状態で出てくるのが特徴です。
効果③出産から育児へスムーズな移行ができる
そして、大きなメリットとしてもう1つ。
母性をより豊かに育む事が出来ることです。
例え、急に帝王切開になったとしても
それまでに育まれた母性は無駄になる事なく
心身共にお産後の育児へと、スムーズに移行する事ができます。
これはとても大事な事なのです。
出産してから育児への気持ちの移行が
うまく出来ない方がいらっしゃいます。
出産をゴールだと思ってしまうからです。
稀にですが
お腹の中にいた赤ちゃんと
目の前にいる赤ちゃんが違う様に感じ
パニックを起こす方もいらっしゃいます。
ソフロロジーは
お産における痛み軽減だけではなく
お産後から育児へスムーズに移行できるように
母としての意識を育む効果があるのです。
「ソフロロジー式分娩法」とは
ソフロロジー法が良いと謳われているのは
以上の効果がとても大きいからです。
ひと昔まで主流だったラマーズ法は
娩出する時間を短くするお産方法ではありましたが
赤ちゃんやお母さんに負担がかかる事も多く
痛みの軽減は期待出来ないお産方法でした。
今ではソフロロジーという言葉を良く聞くようになりましたね。
※詳しくこちらもご覧ください
【ソフロロジー法とラマーズ法の違い】
最後にもう一度おさらいとして…
この素晴らしいお産方法である
ソフロロジー式分娩法を行うには
以下の3つの事を実践していきます。
①イメージトレーニング
②呼吸法
③エクササイズ
前回のシリーズを読んで頂いた方は
もうお分かりだと思いますが、
ソフロロジー法は全然難しくありません!
とても簡単です。
そして、この中で1番大事なのは、
イメージトレーニング!!
これに尽きます!お産に対する良いイメージをするのです!
お産に対し良いイメージをすれば…
呼吸法『ゆっくり長く吐く』ことができます。
そしてエクササイズで訓練した
カラダをリラックスさせる方法を取り入れると
とても楽にお産をすることができるのです。
ソフロロジーは難しくない
ソフロロジーを決して難しく考えないでください。
すべては良いイメージをすることから始まっています。
呼吸もカラダつくりも大切ですが
それに繋がっていくのは
少しでも良いイメージを膨らます事が出来てからです。
今からでも遅くありません。
妊娠がこれからの人は今からでも早すぎる事もありません。
母性を豊かに育てるソフロロジーとは
日々の生活に密着しているのですよ。
少しでもみなさんのお産が満足のいくお産になるよう、心より祈っております。