【助産師監修】正しい産婦人科や助産院の選び方

楽しい妊娠

お産の場所はどうやって決めますか?
出産は命に関わる一生に残る大事なライフイベントです。
『より良いお産』にするためにも
「悔いが残らないようなお産」にするためにも
出産の場所の選び方はとても重要です。

OVER35での出産の方はこちらも参考にされてください。
【「高齢出産」失敗しない出産施設(病院・産院)の選び方】


出産場所の選び方のポイントとは

産婦人科や助産院の選び方にはポイントがあります。
自分が譲れない項目を抜き出し
実際の出産場所を選ぶ参考にしてください。

自宅、里帰り場所から近い

妊娠後期になると長時間の移動は難しく、
できれば車で10分以内の産院が理想的です。
切迫早産や破水などの緊急の場合もすぐに駆け込む事ができ安心です。
また、産後も母乳や赤ちゃんの相談等を来院してすることができ安心です。

口コミ、掲示板

現在は病院・産院の情報はネットでも多く見ることができます。
特に子育てサイトの口コミ情報は多く、
知らなかった情報まで簡単に手に入れることができます。
しかし、口コミに書かれていることが100%真実ではありません。
疑問に思うことがあれば、その施設に電話で聞いてみるといいでしょう。
さらに、そこに通ったことがある友人知人の話を聞ければ、
更に信憑性が高いですね。

医師や助産師との相性

満足する、より良いお産をするには、
親身に相談できリラックスできる環境が大事です。
そのため、外来に通っている間に
どうしても苦手だという医師や助産師がいれば再検討もオススメします。

取り扱っているお産の種類

ソフロロジー分娩、無痛分娩、和痛分娩、水中分娩、
アクティブバース、帝王切開等
自分の理想のお産ができるところを調べましょう。
しかし、お産の方法が分らない、
自分にはどんなお産方法が合っているか分らないという方も多いでしょう。
そのときは、選んだ出産場所の産院が
どのようなお産をしているかを聞き、
その中から満足したお産になるよう選択をすれば良いでしょう。

どのような教室があるか

母親学級、両親学級、マタニティビクス等、
病院によって行っている教室の内容や形態が変わってきます。
充実している方が個人的にはおススメですが、
施設での学級が充実してなくても、
自治体で開催されている学級もあるので、相互に判断するのもよいでしょう。

費用

個室のある産院であれば、個室料金が発生するため
ある程度の手出しは必要です。
実際は、お産は何があるか分らないため料金が
予想より増減することが当たり前です。
お産の費用を知りたいのであれが、
その施設での平均なお産の手出しの料金を聞くことができますので、
ぜひ電話して聞いていきましょう。
助産院は病院やクリニックより費用が抑えられる傾向があります。

その他

その病院の帝王切開の割合
スタッフに占める助産師の割合
施設やサービスの充実さ
食事の内容
外来での待ち時間
面会時間
家族の宿泊可能か…等々

さいごに

まずは、自分の理想のお産ができるために必要な「自分の譲れない部分」
を書き出してみましょう。
そしてその項目が多く当てはまる場所を選ぶとよいでしょう。

しかし、地方では産む場所を選べない現状があります。
自分の譲れない部分、叶えたい希望があれば、
その施設に問い合わせてみるのもよいでしょう。
現在、出産する前、自分や家族が叶えたいお産の様子を
「バースプラン」に書き、それに沿いお産をすることが主流になってきました。
※詳しくはこちら
バースプランって何を書けばいいの?簡単な書き方と具体例
出産場所の選択肢がない方は、
ぜひこのバースプランを有効活用されて下さい。

お産をいいものにするためにも
出産場所についてもよく考えてみてくださいね。