産まれていい時期なのに
なかなか陣痛がこない…
前駆陣痛はあるのにいつの間にかおさまっている…
陣痛がくる気配が全くない…
特に予定日を過ぎてるにもかかわらず
なかなか陣痛の気配がしない方は
「本当に陣痛が起こるのか」と
本人のみならず家族も心配されます。
周りの家族や友達に
「出産まだ?」みたいなことを聞かれると
不安も焦りも強くなりますよね。
今回は陣痛こない原因について詳しく解説します。
陣痛がこない原因とは?
陣痛がこない原因として考えれるのは主に3つあります。
1)まだ生まれる時期ではない
※母体と胎児の良いタイミングがある
2) 陣痛を促すための刺激や運動が足りていない
3) 出産や産後に対する不安や心配等でストレスが強い
まだ産まれる時期ではない
妊娠しお腹で赤ちゃんを育むことができたなら
然るべきときに
一番よいとされるタイミングで陣痛がきます。
昔は出産予定日といわれるものはありません。
最終月経やお腹の大きさ等を目安に
だいたいの生まれる時期を予想していました。
赤ちゃんが生まれようとする時期が
現在でいう出産予定日(妊娠40週0日)ぐらいです。
実際、出産予定日ちょうどに生まれる方は
そんなに多くありませんが、
その前後一週間(妊娠39週〜妊娠41週未満)が
最も生まれやすい時期になります。
正期産(いつでも生まれていい時期)に入っても
37週~38週前半の時期は
赤ちゃん自身がまだお母さんのお腹にいたいと思う時期で
なかなか陣痛はきません。
そのため、この時期に陣痛を起こすための
刺激や運動をしてもなかなか陣痛には繋がらないのです。
そうであるにも関わらず
その「出産予定日」に
左右される方が実に多くいらっしゃいます。
陣痛を促すために様々な努力をしているのに
「陣痛につながらない」
「なかなか生まれない」
と悲しくなったり
予定日を過ぎてしまったと心配しすぎる必要はありません。
しかし
出産までに適度な運動や刺激は大切です。
陣痛を促す乳頭マッサージは
おっぱいの状態を整え
赤ちゃんに母乳を飲ませるための準備になります。
運動はお産に必要な持久力をつけお産に対する心構えも育みます。
運動や刺激をしている時間は、
お腹の赤ちゃんのことを思うとても大切な時間です。
我が子がお腹にいる時間は限られています。
残り少ないその貴重な時間を楽しんで過ごしてください。
運動不足・刺激不足
出産する施設で指導されている運動を
どれくらいしているでしょうか。
産院に勧められて散歩をしている
ビクスに通っている
乳頭マッサージ(乳頭刺激)をしている等
いろいろあるでしょう。
しかし
中にはその内容が十分ではなく
陣痛に結びついていないケースがあります。
例えば…
乳頭マッサージが痛いため
2日に1回未満のペースでだけ行っている。
※37週以降は1日1回以上乳頭刺激を行う
運動してもすぐ息が切れるため10分以内に運動を終わらせる。
お腹が張ったらすぐ休憩
そのまま横になって休むなど…
※37週以降は多少お腹が張っても動き続けて大丈夫
昔は今よりも体を動かす
日常動作うや家事・仕事が多く
意識して運動をしなくても大丈夫だったのですが
現在は意識して行わないと
陣痛につながるいい刺激にはならないのです。
不安や心配等でストレスが強い
出産や産後に対する不安や恐怖心等で
強いストレスがかかっている場合
なかなか陣痛はきません。
陣痛は母親の精神状態に大変影響を受けます。
出産や産後のイメージをできるだけポジティブに想像し
「いつでも産まれてきていいんだよ」と
お腹の赤ちゃんや自分の体にも言い聞かせてみてください。
陣痛の仕組みが詳しく知りたい方は
【陣痛はこわくない!陣痛の事を知ればお産は「楽に」なる!】
をご覧ください。
さいごに
運動や乳頭マッサージをしっかり行っても
陣痛がこない場合は①か③の場合でしょう。
また、基本的なこととして
お母さんの下半身が冷えていると陣痛は起きにくく
陣痛が起きたとして微弱陣痛になってしまう場合があります。
日頃から下半身、お腹やくるぶし付近は冷やさず
常に足がポカポカであるように努めて下さい。
足が冷たい時に履くくるぶしが見える靴下は効果がありません。
暑い場合は指先が出るフットウォーマーを着用しましょう。
陣痛がくるその日まで心身を穏やかにし
笑顔で赤ちゃんを迎えてあげることができるよう
毎日を楽しく過ごして下さいね。
陣痛を起す効果の高い運動や刺激の方法は
こちらの記事で詳しく解説しています。
【陣痛がこない!陣痛を起こす効果的な方法をご紹介】